LeaderとManager

2005年5月17日
後日といいつつ2日空いてしまいました。ウソハツイテナイデスヨ。

以前、何かの本で読んだことの受け売りであるが(日経ビジネスの記事だったと思う)、経営者と呼ばれる人種は2種類に分けることが出来る。

それはマネージャーとリーダー。無論どちらも組織のトップとして必要とされる資質であるが、その内容は大きく異なる。

マネージャーとは限られた経営資源を上手くやり繰りし、目標に向けて組織の調整を行う能力

リーダーとは目標を定め組織の精神的支柱となり先頭に立って達成に向け邁進する能力

両方持っていれば苦労はしないが、天はそうそう二物を与えないので、自分に足りない点を補うパートナーが必要だ、とかそんな論調であったと思う。

昨今企業のモラルハザードというものが叫ばれているが、私は日本の経営者にマネージャーが多かったからであると思っている。

敗戦後の焼け野原で、日本人には「復興する」という明確な目標があった。それに向け腕を磨きモノを作り組織を立ち上げ売りさばき、そうして現在の繁栄が築かれてきた。そこに必要なものはプロセスであり、どのようにして理想とする結果にたどり着くかということであった。これはマネージャーの能力である(リーダーの能力が必要ではなかったとは言わない)

翻って今日、目標を喪失した日本人は、若者はダメな自分を変えたいとモラトリアムし壮年は現実に絶望して自殺し、人心は乱れモラル無きニヒリズムが蔓延している。まあこれは悲観的に過ぎるかもしれないが、待ったなしで進んでいく情勢の中日本だけが何も変わらず平和と安寧を確約されているわけではあるまい。

故村山節氏曰く、今こそが時代の変わり目だという論には私も同調している。おそらく、このような何が正しいのかわからなくなるような時にはリーダーが必要なのだろう(マネージャーとしての資質が要らないとは言わない)

まあ人間一人の意識がどれほどのものかという思いはあるが、絶望せず生きていきたい。流行りのNEETだか自殺だか知らないが、私はまっぴらゴメンだ。

と小難しく硬い話をしつつ明日は徹夜麻雀なelsisであった。所詮人間、我欲を捨て去る気なんてさらさらないのであるw

とりあえず、初めての競り勝ちだと思われる楽天GJ。

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