ライブドアとフジ
2005年4月20日ここで書くまでもなく日本の優良企業と呼ばれるものの大部分は、株式時価総額よりも企業価値の方が高い。つまり、極端な話そういった会社の株を全部買って、売り飛ばしてしまえば利益が出るということだ。(もちろん、実際に出来るわけではないが)
こういった構造を狙い「ハゲタカファンド」と俗に言われる外資系企業が日本の優良企業を狙っていたのは周知の事実であり、堀江社長が今回の事件を起こした時は、「この結果次第によっては日本の投資市場は激変する」と考えていた。だが、今回の結末を見る限りでは、堀江社長(とライブドア)は「外資の手先」ではなく「外資に食われる前に自分で食ってしまおうと考えた日本の会社」だったと予想される。
結局一人負けなのはニッポン放送であり(フジの子会社になることが企業として「成功」だって?)、福本氏の漫画「銀と金」の同様のエピソードと似たような結末になったなーと思う。
しかし、堀江氏も面白いところは、そういった情勢で外国人記者団に「日本の投資家はもっと勉強しないと、ずるがしこい人たちにみんな騙されちゃいますよ」と言ったことだ。色んな意味でこの人日本人じゃないねw
何にせよ、こういった結末になった以上外資の買収攻勢による戦国時代の到来はひとまず先送りになったと言っても良いだろう。もっとも、日本の経済自体が末期状態なのでソフトランディング路線は未だ楽観主義でしかないと私は確信している。
こういった構造を狙い「ハゲタカファンド」と俗に言われる外資系企業が日本の優良企業を狙っていたのは周知の事実であり、堀江社長が今回の事件を起こした時は、「この結果次第によっては日本の投資市場は激変する」と考えていた。だが、今回の結末を見る限りでは、堀江社長(とライブドア)は「外資の手先」ではなく「外資に食われる前に自分で食ってしまおうと考えた日本の会社」だったと予想される。
結局一人負けなのはニッポン放送であり(フジの子会社になることが企業として「成功」だって?)、福本氏の漫画「銀と金」の同様のエピソードと似たような結末になったなーと思う。
しかし、堀江氏も面白いところは、そういった情勢で外国人記者団に「日本の投資家はもっと勉強しないと、ずるがしこい人たちにみんな騙されちゃいますよ」と言ったことだ。色んな意味でこの人日本人じゃないねw
何にせよ、こういった結末になった以上外資の買収攻勢による戦国時代の到来はひとまず先送りになったと言っても良いだろう。もっとも、日本の経済自体が末期状態なのでソフトランディング路線は未だ楽観主義でしかないと私は確信している。
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